検査・処置室
検査・処置室

飼い主様から一度お預かりして、ライトを使った明るい状態で眼などの細かい処置や軽い麻酔下での処置を行なったりします。この処置台は大きなシンクにもなっていて、皮膚病の子の薬浴なども行います。
また、手術室をクリーンな状態に保つため、手術時の毛刈りもここで行います。
検査・処置室で使う設備
内視鏡
いわゆる胃カメラです。上部消化管(食道、胃、十二指腸)および大腸の内部の状態を実際に確認することができ、必要であれば組織の一部を採取して病理検査を行うことも可能な検査法です。
また、誤って飲み込んでしまった食道や胃の中の異物を手術せずに取り出すことも可能です。開腹手術を行わないため日帰りで処置ができます。
動物用生化学自動分析装置(富士ドライケムNX500V)

肝臓機能、腎臓機能、膵臓機能などを血清学的に調べます。
全自動血球計数器

血液の赤血球数や白血球数、血小板数などを迅速に測る機械です。
小型遠心分離機 ACNO-3(アクノスリー)

主に血液や尿の遠心分離に使用する小型微量遠心機です。分析検査のために使用します。
免疫反応測定装置(富士ドライケムIMMUNO AU10V)

今まで外部の検査機関に依頼していた甲状腺ホルモンや副腎皮質ホルモン、肝機能の指標となる総胆汁酸や猫の炎症マーカーのSAA等を院内で測定する血液検査機器です。院内で即時に測定できるようになり、より迅速な診断・治療へとつながる強い味方です。
顕微鏡

便検査や尿検査だけでなく、外耳炎や皮膚炎の細菌検査や寄生虫検査のほか、腫瘍の細胞検査なども行います。
培養装置

難治性の皮膚炎、外耳炎や感染症などの時に、細菌培養とその細菌に対してどの薬剤が効果的かを調べる薬剤感受性試験を行い、もっとも効果的な治療法を決定します。